パソコンを新しくした場合、MicroSoft Officeが必要な方はパソコンにMicrosoft Office を入れた状態(プリインストール)で購入すると思いますが、Microsoft Office の場合、最初に認証が必要となり、個人の場合には認証にインターネット接続が必須となります。
※そのため、この記事は正確にいうと「インターネットに接続ができない状況でMicrosoft Officeの認証を行う場合にインターネット接続できるようにする方法」となります。(法人契約ではまだ電話での認証ができるようですが、個人の場合にはネット接続がないと認証できません。)
現代においてネット接続が無い環境というのはかなり少ないと思いますが、管理人あれちんが実際にそのような問題に直面したので、その解決策をご紹介したいと思います。
PTAのパソコンにOfficeを入れる時にインターネット接続が無い場合
実はこれがあれちんが実際に直面した問題なのですが、多くのPTAではPTA室で使用するパソコンにはインターネット接続がありません。
しかし、Microsoft Officeを購入した場合(Officeが入ったパソコンを新たに購入した場合)、インターネット経由での認証が必須となります。
そこで以下の2つの方法が考えられます。
インターネット接続環境がある所に持っていって認証する
Microsoft Officeの認証は最初に1回行うだけなのでPTAのパソコンがノートパソコンの場合、そのノートパソコンを役員の自宅に持ち帰って、自宅のWiFi環境で接続認証を行う事もできますし、
WiFi機器を持っていたり、スマホでテザリング(スマホを介してネット接続する)できる場合にはその場でできます。
※ノートパソコンに無線LAN機能がついている場合。(最近のノートパソコンであればほとんど付いています)
問題はデスクトップパソコンの場合です。
さすがに大きすぎるのでデスクトップパソコン自体を自宅に持って帰るのは困難ですし、デスクトップパソコンには通常、無線LANはついていません。
そこでもう1つの方法ですが、
無線LAN子機を準備して認証する
これはようするに、無線LAN機能がないパソコンに後付で無線LAN機能を付けてインターネットに接続し、Officeの認証を行うという事です。
おすすめの無線LAN子機TP-LINK Archer T2U Nano

こちらが今回、「インターネットに接続ができない状況でMicrosoft Officeの認証を行う場合にインターネット接続できるようにする方法」として使用したものです。
TP-LINK Archer T2U Nanoの3つのおすすめポイント
とても小さい

TP-LINK Archer T2U Nanoの1つ目のおすすめポイントですが、それはとても小さい事。
親指の爪程度の大きさです。
とても使いやすい

TP-LINK Archer T2U Nanoの2つ目のおすすめポイントは、とても使いやすい事。
TP-LINK Archer T2U NanoはパソコンのUSB端子に挿して接続設定をするだけなので、他に電源を準備したりする必要がありません。
とても安い
TP-LINK Archer T2U Nanoの3つ目のおすすめポイントは、値段がとても安い事。
無線LANの子機と聞くと、5千円以上するようなイメージがありましたが、TP-LINK Archer T2U Nanoは1500円ほどと、手軽に購入できる値段になっています。
TP-LINK Archer T2U Nanoの使い方
TP-LINK Archer T2U Nanoの内容物
TP-LINK Archer T2U Nanoの内容物は以下のようになっています。

TP-LINK Archer T2U Nanoの箱

TP-LINK Archer T2U Nanoの箱の裏面

左から、ドライバインストール用ディスク、説明書(Mac用も記載されています)、本体となっています。

本体はプラスチックの入れ物に入っており、

落ちないように粘着性のフタ(テープのようなもの)でフタがされています。(粘着性のフタは完全に外してしまわなければ再利用できます。)

本体自体はかなり小さいです。



TP-LINK Archer T2U Nanoをパソコンに挿す

先程も書きましたが、TP-LINK Archer T2U Nanoはお使いのUSB端子に挿して使用します。
ドライバをインストールする

付属のディスクをパソコンに入れてドライバをインストールします。
WiFi機器に接続する
インターネットに接続する準備ができますので、利用する機器(WiFiルーターやスマホ)を選択してパスワードを入力してインターネットに接続します。
あとはOfficeソフトを立ち上げると認証画面になりますので、指示に従って進めていくと認証が完了します。
MicroSoft Officeが入っているパソコンを購入する前に必ず確認しておきたい事
ここまでOfficeの認証についてご紹介しましたが、インターネット接続の環境がない場合にOfficeが入っているパソコンを購入する場合、最も気を付けなければいけないのが、「売り切り型」を購入する事です。
実はMicroSoftのOfficeには「売り切り型」のOfficeと、「サブスクリプション型」のOffice があり、2020年現在発売されている「売り切り型」のものは「MicroSoft Office 2019」となっており、「サブスクリプション型」のOfficeは「Microsoft 365」という製品名です。
「MicroSoft Office 2019」は今回のように1回だけ認証すれば使い続ける事ができるため、認証の時だけTP-LINK Archer T2U Nanoを付けて対応すれば問題ありませんが(安全のため、MicroSoft Office 2019も定期的にアップデートはしておいた方がよいです。)、「Microsoft 365」の場合には30日に一度のライセンス確認認証が必要となりますので、インターネット常時接続の環境ではなPTAのパソコンなどは「Microsoft 365」を選ばないようにしておいた方がよいです。(お金も毎年かかります)
「売り切り型」Microsoft Office Personal 2019はこちら(認証は最初だけ)
「サブスクリプション型」Microsoft 365 Personalはこちら(30日に一度認証が必要。毎年お金がかかる)
まとめ

デスクトップパソコンのネット接続無線化を行いたい場合はもちろん、無線LAN機能がない古いノートパソコンなどを再利用したり、
ノートパソコンの無線LAN機能が壊れてしまった場合にもTP-LINK Archer T2U Nanoがあると導入コストも安いですし、すぐに使えるのでとても便利ですよ。